時 代 | 平成二十三年正月 |
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製作者 | 刀匠 藤安将平 |
形 状 | 定角形 |
寸 法 | 穂先長:5cm / 一寸六分五厘 全長:20cm / 六分六厘 |
付属品 | 桐箱 (刀匠直筆箱書) |
価 格 | 案内終了 |
藤安将平刀匠作 矢の根一双。 一寸六分余りの穂先は 定角形と呼ばれるものですが、六角のケラ首は持つ姿は珍しく、あたかも上古の矛を見るかの様です。 研は下地で止めていますが 地鉄にほころびは見えず、また淡くかすかに 直刃を観ることが出来ます。
鋒から刃先を通る稜線、刃先へ向かう肉置き、鎬筋、けら首の踏ん張りなど、全てが理に適い 美しく整えられ、結果小品ながら 力感溢れる作品となっています。
将平刀匠は ご自身でも弓をよく使い、“矢の根”の研究著しく、本作品にも その成果を遺憾なく発揮されています。
将平刀匠にとって 物を作る とは、この上ない喜びであり、その全てが 御刀に集約されるのです。 この矢の根から 刀匠の御刀を想像するは、さも有りなん。 刀匠 藤安将平、天才は 確かに存在します。
干将庵 / 2011年11月08日
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