時 代 | 江戸時代後期 享和頃(1801~1803) |
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形 状 | 刀:鎬造、庵棟 |
長 さ | 70.6cm / 二尺三寸三分 |
反 り | 1.2cm / 四分 |
元 幅 | 2.85cm / 九分四厘 |
先 幅 | 1.9cm / 六分七厘 |
目釘孔 | 一ツ |
鑑 定 | 貴重刀剣 |
附 属 | 変塗鞘半太刀拵 / 銅一重ハバキ |
価 格 | 案内終了 |
刀 : (極)信濃大掾忠国
造込 鎬造、庵棟、定寸に反り浅く、元の重ね厚く、中鋒
地 小板目肌よく詰み、腰元流れごころ、指表地刃の境に 鍛接面の
痕が長く入る
刃 互の目に丁子を交え、尖りごころや 角張った互の目まじえ、
刃高く、沸つく
帽子 指表 小丸、指裏 火炎風
定寸に反りが浅くつき、元重ねの厚い姿をした刀。 寸がのびた茎や、地刃の状態などから、江戸時代後期 の新々刀である。 特に 指表刃中に 鍛接面の接合痕が長く残り、これは古刀・新刀にはあまり見られず、新々刀の特徴である。
刃調は 沸がちの互の目乱れ を基調に、尖りごころや 角張った互の目をまじえ、乱れの谷に 沸が溜まり、また乱れの高低が 総じて穏やかにて “刀姿” と良く馴染む。
時代の拵は 漆を変わり塗した 半太刀拵。 赤銅地に 唐草文様 を片切彫りにした金具も欠損無く、刀身との調和も良い。
体配 健やかな 優刀 である。 更なるは、本刀も白鞘による保管を 望むところであろう。 是非 愛刀家の慈愛を求む。
干将庵 / 2011年8月2日
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