時 代 | 室町時代後期 |
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形 状 | 脇指 : 鎬造、三ツ棟 |
長 さ | 54.0cm / 一尺七寸八分 |
反 り | 1.5cm / 四分九厘 |
元 幅 | 2.8cm / 九分二厘 |
元 重 | 0.5cm / 一分七厘 |
樋 | 棒樋掻き通し |
目釘孔 | 二ツ |
附 属 | 白鞘/銀着一重ハバキ |
価 格 | 案内終了 |
大磨上無銘 古刀脇指
造込 鎬造 三ツ棟 反り深く 元先の身幅差なく 大鋒
地 板目 流れごころあり 飛び焼かかる
刃 直刃 小足、処に小丁子まじえ 指裏横手下に大房の丁子
互の目を見せる
帽子 表 小丸 裏 焼詰めごころ
茎 大磨上無銘 目釘孔二
■ 末古刀・無銘脇指です。 大磨上ながらも反り深く、大鋒の姿。 地鉄は丁寧に鍛えられた板目、処々大模様に流れ、また飛び焼きも幾つか見られます。 刃文は小沸がちの中直刃。 ここに小足や淡い葉が入り、また指裏は、腰元や中程に小丁子を、横手下には大房の丁子や互の目を交えています。 指表の帽子は 焼きの淡い小丸を描き、また指裏は ほぼ一枚帽子となっています。
■ 本刀はサーベル拵に入っていたもので、侍の世が終わり 御維新となった後も、主人の身を大事に守ってきました。
鍛えがおおらかで鉄の精を良く引き出し、また小足や小丁子を自然に配するなど、古刀の “ゆとり” を垣間見ることが出来ます。
災いを遠ざけ 幸を招く お守り刀 としても最適でしょう。
干将庵 / 2012年8月10日
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