平成25年（2013）より、埼玉県下にて鍛錬をはじめた 上畠宗泰 刀匠 製作による 八角紡錘形棒手裏剣 です。
長さ七寸強の掌に収まりのよい姿。 僅かに先寄りに重心を取っているため投げやすく、的確に的へと向かいます。 また刀匠の工夫として 八角形の胴に時雨鑢をかけており、飛行精度の向上にも役立っています。
材料には御刀の余鉄を用いておりますので、時と共に変化する地鉄を楽しむことができるでしょう。

刀匠 上畠宗泰
昭和52年（1977）生まれ。 立教大学卒業後、平成15年4月 刀匠 松田次泰師に入門。平成20年8月文化庁より作刀承認を受ける。

　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　干将庵 / 2013年4月3日