時 代 | 江戸時代 |
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形 状 | 鎬造 脇指 |
長 さ | 51.6cm / 一尺七寸三厘 |
反 り | 0.8cm / 二分六厘 |
元 幅 | 2.2cm / 七分三厘 |
元 重 | 0.5cm / 一分七厘 |
認 定 | 特別貴重刀剣 |
状 態 | 古研 |
附 属 | 白鞘 / 金着一重ハバキ |
価 格 | 案内終了 |
(朱銘) 国包
造込 鎬造、庵棟、反り浅く、身幅元先さまで変わらず、中鋒
地 柾目約(つ)み、地沸付き、地景あらわる
刃 中直刃に所々に小互の目を置き、匂い口締まりごころ、
指表物打あたりに二重刃風あり、沸がち
帽子 直ぐで入り 焼詰めごころ
茎 大磨り上げ無銘、刃上がり栗尻、鑢目切り、孔二つ
■ 江戸時代 陸奥国の名工 国包(朱銘)の脇指一振りです。
踏ん張りがなく 浅い反り姿等から、大磨り上げで脇指となったものですが、茎は丁寧に仕立て直されており、本刀が大切にされてきたことがわかります。
地鉄は柾目を基調に 緩やかにうねり、地沸を厚く敷き、地景風の鉄をのぞかせており、国包の極めはいかにも納得のするところです。
中直刃の刃文は、直刃調に小さな互の目をあしらい、喰い違い風の刃や二重刃をまじえ、古調な趣を携えています。
■ 国包は仙台藩お抱え刀匠として、江戸初期より明治まで十四代(日本刀銘鑑)を重ねています。 いずれも一貫して柾目鍛えの御刀を作っており、古作を敬う真摯な姿は、作品からも充分に窺い知ることが出来ます。
脇指ながら、国包の良さを充分に備えた優品です。
干将庵 / 2014年2月8日
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