相模守藤原廣重

時 代 江戸時代 / 寛永 1640年頃
形 状 鎬造 刀
長 さ 69.2 cm / 二尺二寸八分五厘
反 り 0.9 cm / 三分
元 幅 2.8 cm / 九分二厘
元 重 0.65 cm / 二分一厘
附 属 白鞘 / 黒呂鞘打刀拵 / 松樹図笄
鑑 定 刀身:保存刀剣鑑定/日本美術刀剣保存協会
 笄:保存刀装具鑑定/日本美術刀剣保存協会
価 格 案内終了

相模守藤原廣重

造込 鎬造、庵棟、反り浅く、元先の身幅変わらず、中鋒
   小板目約(つ)み、所々流れごころあり、肌立ちごころ、地沸
    付き、地景入る
   刃幅広く、浅い互の目連れ、匂い口締まりごころ、小沸付く
帽子 焼深く、直ぐで小丸
   磨上げ、鑢目切、茎尻切  

■ 武州八王子の刀工集団 下原鍛冶 相模守廣重 の刀一振りです。
反り浅く、尋常な身幅は元先に差なく、重ねもよく残し、芯の通った凛々しい姿を示しています。
地は細かに約んだ小板目、地沸が一面に付いて 肌立ちごころとなり、姿の美しさをより一層引き立てます。
刃文は 高低二個一組の互の目を小気味よく配し、匂い口は締まりごころに小沸を絡め、刀身全体を引き締めています。

■ 下原鍛冶は室町末期らか始まり、江戸時代は徳川家の御用を務め、下原十家と言われるほど繁栄します。 廣重家も下原刀の宗家的立場として、一門の繁栄を支えてきたことでしょう。
凛とした清しい姿を見せる 相模守廣重の御刀一振、優品です。

                            干将庵 / 2014年4月9日

Kanshoan English site 全国刀剣商業共同組合 Kanshoan Facebook


〒362-0059 埼玉県上尾市平方1506-5  電話 / FAX: 048-780-3074  IP電話: 050-7507-0599  info@kanshoan.com