無銘 極)兼元

時 代 室町時代末期
形 状 鎬造 庵棟
長 さ 44.1cm / 一尺四寸五分五厘
反 り 1.2cm / 三分九厘
元 幅 2.8cm / 九分二厘
先 幅 2.0cm / 六分六厘
附 属 白鞘 / 金着二重ハバキ
鑑 定 特別貴重刀剣 / 昭和47年5月28日認定
伝 来 大和郡山柳沢家 家老職伝来品
価 格 ¥600,000.-

無銘 極)兼元

形状 鎬造、庵棟、身幅広く、重ね薄く、先反り付き、中鋒
   板目よく練れ、所々に杢目をまじえ、刃縁は柾がかる
   焼き刃きわめて低く、浅い小湾れに 低いの互の目を表裏に
    置き、匂い口締まり、小沸付く
帽子 直ぐで入り、大丸ごころに返る
   生ぶ無銘、茎尻剣形、鑢目檜垣、目釘孔一

■ 兼元 に極められた脇指です。 浅い小湾れに 乱れの低い小互の目を置き、乱れの谷がまさに刃先に抜けるかと思いきや、匂い口心地よく締めて いささかも破綻なく、ここに名工の極めを知ることが出来ます。
また浅い帽子は フクラに沿って弧を描き、わずかに掃きかけながら程良い小丸に納めており、 帽子一つからも本刀の魅力を見いだすことが出来ます。
地鉄は板目の鍛えよく、刃縁がわずかに柾がかり、傷や大きな鍛え割れ等なく、古刀の奥深さをしっかりと醸し出しています。

■ この御刃の魅力を 十二分に引き出すために施されたのは、最上の差込研(さしこみとぎ)。 刃文を丹念に拾うことにより、刃中いっぱいの光が溢れ、地は深く澄み、各線はきりりと立ち上がり、 御刀の位をより一層引き上げています。

■ 無銘末古刀の脇指は、ともすれば見過ごされてしまうものですが、本刀はその認識を改めるのに充分な力を秘めています。 兼元の新たな魅力、そして差込研の奥深さを知ることが出来る優品です。

                            干将庵 / 2014年4月30日

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