時 代 | 江戸時代中期 承応元年(1652年) |
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形 状 | 脇指 / 鎬造 庵棟 |
長 さ | 54.5cm / 一尺七寸九分 |
反 り | 1.4cm / 四分六厘 |
元 幅 | 2.8cm / 九分二厘 |
先 幅 | 1.9cm / 六分二厘 |
附 属 | 山銅一重ハバキ / 白鞘 / 龍図高蒔絵小サ刀拵 |
鑑 定 | 保存刀剣 |
価 格 | 案内終了 |
形状 鎬造 庵棟、身幅長さ共に頃合い良く、中鋒
鍛 小板目約(つ)み、肌立ちごころ
刃 大互の目が連れ、尖りごころの互の目をまじえ、匂い口
太く、葉、砂流しまじえ、小沸付く
帽子 乱れ込み、尖りごころに浅く返るく
茎 生ぶ、刃上がり栗尻、鑢目筋違い、目釘孔二つ
拵 縁:赤銅魚子時据紋象嵌、目貫:赤銅地容彫弓箭図
鐔:木瓜形赤銅魚子時据紋象嵌、鞘:黒呂地龍図高蒔絵
■ 備前新刀の祖 七兵衛尉祐定 の脇指です。 頃合いの体配に、互の目や蛙子風の互の目が連れ、葉や砂流しを調子よく配しています。 乱れは大きく深く、匂い口深く 小沸のよく付いた、躍動的な刃文です。
■ 鞘には 五山桐紋を宝珠に見立てた龍図が描かれており、眼光鋭く、金銀や朱も鮮やかに、その肢体を泳がせています。 残念ながら 地の黒漆にひび割れ等が見られますが、 剥落はありません。
■ 七兵衛尉祐定は、新刀備前の第一人者といわれ、技量もひときわ優れています。 本刀も匂い口の深い大互の目を焼き、時代を見据えた作風と言えるでしょう。
備前七兵衛尉祐定と龍図の拵、力みなぎる組み合わせです。
干将庵 / 2016年1月28日
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